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更新日:2024年4月8日
令和2年10月1日から、ロタウイルスワクチンは定期接種となりました。(令和2年9月30日より前にロタウイルスワクチンを接種した場合は、定期予防接種ではなく任意接種(全額自己負担)となりますので、ご注意ください。)
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防するための生ワクチン(飲むワクチン)です。
ロタウイルスワクチンを接種しましょう(PDF:212KB)(別ウィンドウが開きます)
口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。下痢や嘔吐を繰り返し1週間程度で治りますが、感染力が非常に強く重症化した場合は脱水症状や脳・腎臓に影響を及ぼし入院となることもあります。手洗いや消毒などによる感染予防が難しいため、乳幼児のうちに、大半の子どもが感染します。
生後すぐに感染する場合もあるため、早い時期にワクチンの接種を完了することをおすすめします。
接種することでロタウイルス胃腸炎の発症を7〜8割減らし、入院するような重症化の予防ができます。なお、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎は予防できません。
令和2年8月1日以降に生まれた児
ロタウイルスワクチンはロタリックスとロタテックの2種類があり、効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なりますので、他のワクチンとのスケジュールなどを考慮し、医療機関と相談のうえワクチンを選択し、接種されることをお勧めします。
途中からワクチンの種類の変更は原則できないため、最初に接種したワクチンを2回目以降の接種してください。
ワクチン名 | ロタリックス | ロタテック |
対象年齢 | 生後6週から24週まで | 生後6週から32週まで |
標準的接種年齢 |
初回接種は生後2か月から生後14週6日まで 生後15週0日後以降の初回接種については安全性が確立されておりませんので、おすすめしません。 |
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接種回数 | 2回経口接種(27日以上の間隔をあける) | 3回経口接種(27日以上の間隔をあける) |
赤ちゃんのお腹がいっぱいである時は、上手にワクチンが飲めないことがありますので、接種前30分ほどは授乳を控えることをお勧めします。なお、ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いたりしてしまった場合でも、わずかでも飲み込みが確認できていれば、ワクチンの効果に問題ありませんので、再度接種する必要はありません。
接種直後は、医療機関で30分ほど様子を見てから帰宅してください。ワクチン接種後2週間ほどは、赤ちゃんの便の中にワクチンのウイルスが含まれることがありますので、おむつ交換の後などに丁寧に手を洗ってください。また、ロタウイルスワクチンの副反応として腸重積症があげられます。腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しない場合も起こりうる病気であり、3〜4か月ころから月齢の上昇に伴い、患者数が増加しますので、早めに接種を開始し、完了させることが勧められています。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早期に治療した場合は、大半が手術をせずに治療することができます。以下のような症状が一つでも現れたら、腸重積症が疑われますので、このような症状に気づいたら、速やかに接種した医療機関を受診しましょう。
また、このような症状以外にも熱、けいれんなど、異常を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。また、接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師にお伝えください。
市が定期予防接種を委託している医療機関で実施しています。接種の際は事前にご予約をお願いします。
市外で定期予防接種を受ける場合の手続きについて(別ウィンドウが開きます)
芦屋市以外の市町村で定期予防接種を受ける場合は事前に手続きが必要ですので、ご注意ください。