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更新日:2014年3月3日
本地区は、阪神・淡路大震災により大きな被害を受けたため、地元のまちづくり協議会と市が協働して、「安全で快適なまちを早期に復興する」を基本目標に、まちづくりに取り組みました。
この間、地元説明会や数多くの役員会が開催され、まちづくりニュース「広報わかみや」も発行されました。
このような取り組みから、若宮町住宅(従前居住者用)は、デザイン面において、配置や色づかいに配慮をし、六甲山への眺望や周辺の戸建住宅との調和を図るため、建物の高さは4階建を基本として(一部3、5階建)、4つの街区に分けてそれぞれ建設しました。
また、6箇所ある広場や緑地は、コミュニティが豊かになるように、「子供が遊べる広場」「健康遊具等のある広場」「シンボルツリーのある広場」「梅や桜が楽しめる広場」「地元で楽しめる花壇のある緑地」「芦屋の石や石臼の石積みのある広場」等、多種多様なコンセプトで整備をし、歩行者に安全な街区内道路でネットワークをしています。
これら広場等の管理は、地元の皆さんにお願いしており、これまでにも「花と緑のフェアー」等の行事などが数多く行われています。
このことから、生活者の視点に立ったまちづくりとして兵庫県から「人間サイズのまちづくり賞」を、関西におけるまちづくり及び都市計画の進歩・発展に貢献したとして日本都市計画学会から「第4回関西まちづくり賞」をそれぞれ受賞しました。
これからも、地元を中心としたまちづくりが進められます。
名称 |
若宮地区震災復興住環境整備事業 |
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位置 |
芦屋市の中央部 |
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区域 |
芦屋市若宮町1,2,6,7,8,9番街区 |
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面積 |
約2.30ha(地区内:2.25ha地区外:0.05ha) |
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施行者 |
芦屋市 |
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施行期間 |
平成7年度~平成13年度 |
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事業内容 |
住宅戸数 |
若宮町住宅建設 6 棟92 戸 |
公共施設 |
道路約 4,270 平方メートル |
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事業費 |
約100億円 |
変化に富んだスカイラインを見せる若宮町住宅1号棟
いろいろな健康遊具が設置されている若宮健康ひろば